氷菓子は高級品だった
童謡「アイスクリームの歌」をご存知でしょうか。
「おとぎ話の王子でも 昔(むかし)はとても食べられない♪」
というフレーズから始まる歌です。
現在と違い、昔は冷蔵庫も冷凍庫もなかったので
アイスクリームなどの氷菓子はとても作るのが難しかったのです。
日本でも氷菓子の記録が清少納言の手によって
「枕草子」の中で「削り氷にあまづら入れて、新しき金鋺(かなまり)に入れたる」と
記されています。
あまづらというのは今で言うところのシロップですね。
では、そんな昔にどうやって氷菓子を作ったかというと
冷蔵庫の代わりのようなものがあったのです。
それが「氷室(ひむろ)」です。
冬場にできた天然の氷を溶けないように洞窟や
地面に掘った穴に茅葺き(かやぶき)小屋を建てて覆い
保冷したものとされています。
このように天然のものを保管するしかなかったので
夏場の氷は大変貴重でした。
そのため製氷機ができるまでの間は
貴族や将軍家など、一部の権力者のものであったそうです。
今ではコンビニに行けばアイスクリームはワンコインで買えるようになりました。
科学の進化に感謝したいですね。
参考文書:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 氷室・かき氷
お菓子の知識